『PostPetV3・β版、ダウンロード開始!!』

文章/石野みどり
 『PostPet』のニューバージョンは3Dになるらしい……。
 そんな噂が聞こえてきたのは今年の5月の中旬。以来、PostPetPark(so-netの会員専用サイト)から小出しされる開発者からのコメントに、時に懸念を深め、時に一喜一憂しながら、“この時”を待っていた。

 開発者達の思惑にすっかりのせられ(実は乗っかり好き)、本人的にはかなり盛り上がっていた。『PostPet2001』の発売から約4年の時を経て、9月18日、バージョン3のβ版がダウンロード開始になった。

 新しいPostPetの名前、それは、『PostPetV3』(ぽすとぺっと・ぶいすりーと読む)という。一瞬フザケた名前だと思ったが、馴染んでくると仮面ライダーみたいでなんだかカッコいい? とさえ思えてくる。
 しかも、モモを代表とするコイツら(ペットは10種類になりました)は、ゼータクにも、部屋から“庭付き一戸建て”なお住まいになり、家は1階、2階、屋根裏部屋までついている。そして部屋と部屋の間の移動のために、エレベータまで完備しているのだ。
 うーん、ゴージャス。東京都内でこんな家を建てたら、ナン億円ぐらいするの?

 こんなに大きなもの(データ)を3Dポリゴンで表現するものだから、マシンPowerはいくらあっても足りないくらい。推称環境は、Macintoshだと『PowerPC G4 500MHz、MacOS X 10.1』以上である。
 最新のマシンと最新のOSが推称だなんて、なんだかわたしの好きだった今までのPostPetらしくない。
 「メールは大切な人とのんびりと。メモリの少ないマシンパワーの人にも優しいよ」がコンセプトじゃなかったのか。

 自分が心底惚れたソフトやOSのバージョンアップというものは、使う前にどことなく心に緊張が走る。快適に便利に。テクノロジーが進歩すれば、必ずこの2つが売り文句になる。けれど、一ユーザーとして望んでいるのは、自分が気に入っている機能はそのまま残してほしいし、コアとなるコンセプトは揺らがないで欲しいということ。そして新しい機能はなんでもWelcomeかというと、必ずしもそうではないことも多いのである。期待と不安が交錯する瞬間だ。

 PostPetV3の場合、まずは最新大容量パワー推称というコンセプトがまずは理解できなかった。これでOutLookExpressみたいに日頃滅多に使わない機能がいっぱいで、ただ無機質なだけのメーラーに成り下がったら怒るよ? ってな気分である。

 が、そこはやっぱりPostPet。4年もの間、いっさいバージョンアップしなかったとはいえ、ひそかに、いや、派手バデしく、PostPetParkなるものでユーザーとのコミュニケーションを欠かさなかったことは大きかった。
 メール機能はPostPet2001と比べて格段にアップしていたが、それはポストマンでの話(複数の人に同時送りも、1MB以上の添付書類も、複数のメールアカウントが設定できるようにもなりました)。

 相変わらず飼ってるペットでは、添付書類はつけられない(だって、ペットは重いもの持てないんだもん)、一度に1人の人しか送れない、おつかいの相手がメールを読むまで帰ってこない(我慢の限界がきたら、半日〜1日待って戻ってきます)。親しくなった相手には勝手に手紙を出す。
 あー、不便だ。でも、この不自由さがわたしの愛するPostPetである。

 最新、最速、大容量を推称するのはメーラー機能強化のためなんかではなく、ただひたすらペットたちの居住環境やおつかいを楽しくするためだ。3Dでリアルに、よりイキイキと遊び心を演出するペットたち。広い庭や家のなかを縦横無尽に散歩し、部屋の中の立体的な家具や、おやつ、ペットが洗われてるときの水しぶきさえもリアル。

 そして極めつきは、ペットを表示する大きさが変えられることだ。PostPetをモニタサイズ最大に表示し、さらに新機能『ちょっかい』をすると、ペットは17インチ画面いっぱいの大きさで歩き回る(マシンパワーが足りないとカクカクとした動きでコマ落ちしたようになるのだが、それも愛嬌)。
 また、最小の画面表示にした場合は、なんとペットは豆つぶほどの大きさになるのだ。(ちょうどわたしの小指の爪ほどのサイズなのだけど、もう少しわかりやすく言うとペットを撫でるときにカーソルが手の形になるけれど、それよりもやや小さい感じ。つまりカーソルくらいの大きさのペットが、モニタの中でちまちまと歩いてるのです)。

 確かに。これを表示して、さらにこれからいろんなお遊び機能がついたら、マッシンパワーなんていっくらあっても足りないでしょう。(噂では、ペット10種類とは別に、PostPet世界の浮浪の旅人『イソウロウ』なるキャラクター10種類が時折、屋根裏部屋に住み着きなにかをしでかしていくとか? 庭付きの家の外観からは、時間にあわせて日射しが移り変わったり、雨が降ったり、雷が鳴ったり、霧がかすんでたりといったお天気もリアルに移り変わってました)。

 飼ってるペットたちが、よりリアルに、身近に感じられる予感がたっぷり。
 やばいなあ、これは。

 今までPostPet2001で飼っていたペットが、PostPetV3でもそのまま移行できちゃったりするのもうれしい。ここまできちゃうと、ペットは単なるデータじゃないからね。それでもって、『だってポストペットがすきなんだもん。』に登場している、ひみつメカの『からら』は未だに健在してるので、製品版が発売されるまでは大事に飼うつもりなんである。
 (開発途中の機能制限β版は、今のところ、テディベアのモモしか飼えません。期限が切れる11月のとある日にいなくなっちゃうそうだ)。

 PostPetV3のβ版は、so-netの会員さんでなくても無料でダウンロードできます。詳しくは、こちらにアクセスしてみてください。
http://www.so-net.ne.jp/postpet3/

 そして、これを読んでなんか面白そうだなあ、と思った方。β版ペットのおつかい、歓迎いたします! PostPetV3 β版のアドレスはこちら↓
midori@qf7.so-net.ne.jp
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