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文/堀本真理美

【RHETT MILLER / Come Around】
WHISKEYTOWN (収録アルバム:The Instigator )(c)2003 Elektra Records

 先日、複数の友人に指摘されたこともあってある事をぼんやりと考えました。
 「やっぱりわたしって面食いなんだろうか?」
 そしてそれが恋愛修行の上級者(?)になれない敗因なんだろうか。いやいや、決してそんなことはないはず。
 けれど写真を撮る時には、男性も女性も、美しい人もしくは人間的な魅力に溢れた人を撮るのは単純に楽しいもので、わたしの写真はふた昔前のCMじゃないけど“美しい人はより美しく、そうでない人はそれなりに”な仕上がりになるようです。
 そう、とくにハンサムな男性を撮るのはた・の・し・い(笑)! 面と向ったら目も合わせられないようなキラキラな瞳の男性にもファインダー越しになら、大胆に寄って行けちゃうのだから不思議なものです。
 今年の6月に単独来日を果したレット・ミラーもそんな一人でした。素晴らしい作曲の才能に、澄んだ強い眼差しが印象的な美しい顔立ち。彼はまさに天が二物を与えたアーティストなのです。
 この曲が収められた彼の1stソロアルバムのタイトルは「扇動者」という意味。「扇動する」とは、人をあおり立て、ある行動を起こすように刺激を与えること。
 うーん、それはつまり、恋に駆り立てる人ってことなのかもしれないな。
 ルックスには、少なからずその人の内面が投影されるものです。誰もがとびっきりの美男美女になれるはずがないのは百も承知。素直でいること、笑顔の魔法と思いやりを忘れないこと、これが大切。
 とは言ってみたものの、わたしはいつも雰囲気の格好良さに惑わされるだけなのかしら。いっそ「わたし面食いだから」と開き直ってみますか!?
(Rhett の男前ぶりをチェックしたい人はコチラから↓)
http://smash-jpn.com/mag/tour/03tr/030608rmiller_mari1.html
(以下、歌詞抜粋)

I'm dressed all in blue and I'm remembering you
(僕は青い服を身にまとって、君のことと
And the dress you wore when you broke my heart
 僕をフッたときに君が着ていたドレスを思い出してみる)
I'm depressed upstairs and I'm remembering where
(僕は二階で塞ぎ込み、いつ、どこで、どんなふうに、なぜ、
And when and how and why'd you have to go so far
 君がそんなに遠くへ行ってしまったのかを思い出してみる)

Am I gonna be lonely for the rest of my life?
(これから一生孤独なんだろうか)
Am I gonna be lonely for the rest of my life?
(これから死ぬまでずっと独りなんだろうか)
I'm gonna be lonely for the rest of my life
(僕はこれから先ずっと寂しいんだ)
Unless you come around, so come around
(君が戻って来てくれない限りは……だから帰ってきて)

 この歌詞って受け取りようによってはなんだか情けない男みたいだけど……Rhettの子犬のような瞳と甘いファルセットには負けちゃう(笑)
 be dressed in とは「〜を着ている/に身を包んでいる」ことだと分かりましたよね? in の後には普通、衣服の種類や色を持ってくるわけですが、この場合は憂鬱な気分を表わす blue と掛けているのでしょう。色は感情の表現に使うので覚えておくといいですね。例えば、日本語では「真っ赤になって怒る」なんて言いますが、white はあまり激怒して青白くなることなのです。逆に「青ざめる」というのは、turn green と言います。
 upstairs は、階を上がって、という副詞でふつうは二階のこと。誰かのうちで二階に行くときは「I'll go upstairs 」で、second floor とは言いません。
 lonely を使うときはちょっと注意が必要です。意味は「 寂しい/ひとりの/孤独の/孤立した」といったものですが、alone の「ひとり」と違うのは、そのことが「寂しい/心細い」ということが前提だから。また alone は、主語が we の場合は「二人きり」と訳したりします。
 for the rest of の言い回しは、for the rest of the day / the year(その日の残りはずっと/その年の終わりまで)のように使い回しが利くので覚えて使って下さいね。
 ま、Rhett のような素敵な人が一生ひとりなんてことはあるわけもなく、二年前にしっかり結婚していたのであった。おまけに彼女の名前をつけた曲まで書いているのだから……お幸せに!

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